古代遺跡をみると、その土地は当時明らかに自然に恵まれた場所であったことがわかります。現代のように文明が発達していなかった時代、自然をうまく利用することで、作物を作り収穫を得ていた訳です。言えることは、現代人よりも古代人の方が圧倒的に自然の持っている能力を見出すことに長けていたということでしょう。

 

日本の農業が様変わりしたのは戦後からです。農薬を使う農業は、アメリカからの輸入で始まりました。その効果は絶大で麻薬に嵌っていくように化学薬品を長年に渡り使うことで、土壌汚染が進行し、自然のバランスが崩れました。結果として、その影響は農産物を食べる人間にも現れました。
無農薬野菜が珍重されるという、戦前では当たり前だった農産物に熱い視線が注がれています。古代人が行っていたように、自然のチカラを利用する農業が改めて見直されています。

 

私たちの苗は、ほとんど農薬は使いません。ほぼゼロというほど使うことがありません。なぜ無農薬に拘るのか?
それは、「農業とは自然の恵みから成り立つ産業」であるからです。ですから、自然界に存在しない物は極力持ち込まない。自然のチカラをできる限り引き出す。それが、私たちの栽培思想です。

 

人間は腸内微生物と共存することで健康なカラダを保っています。植物も同じように自然界の土壌微生物と共存することで成長するのです。
この共存共栄(プロバイオシス)関係が活発化すれば、植物の成長は活性し、健康で豊かな実を付けます。私たちは、この仕組みを活用し苗栽培を行います。自然界の仕組みに従い、逆らわず、活かすことで育ちのよい元気な苗を生産しています。