元気な土づくり支援

愛華農法通信134号

 
栽培ポイント

いちご

育苗中 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
週1回
地楽園 2L
11月中旬

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 3,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回
水管理
2月も乾燥ぎみの日が続き、ダニの発生も増えやすくなってくる。
灌水量はPFメーターで1.4~1.7に戻し土壌水分を増やしていく。
1月中に地楽園を灌水していない場合や、灌水はしたが成り疲れの様子が見られる場合は2月中旬頃までに反あたり2L灌水しておく。

追肥
昨年2月の温度を見ると、2月中旬以降あたりから日中10℃を越えるようになっていて、2月後半の高い日ではで20℃を記録している。
この時期、ハウス内はさらに高温になり葉柄の徒長も現れる。
追肥量を増やさないと土壌微生物の活動が抑えられ、光合成量も減ってくる。
高温になり蒸散量が多くなると土壌から上がる水の量も増えるので肥料を増やして光合成を促進しないと、水が消化出来ずに徒長してしまう。
2月に入ったら、現時点の追肥から反あたりチッソ成分で0.2kg(現物で2~3L)増やし、天酵源は3,000倍で散布していく。

イチゴの葉
葉は展開後5日目では、気孔は未発達のものが多く、細胞間隙も小さく、葉は薄く、クロロフィル(葉緑素)含量も少ない。
しかし、1ヶ月も経つと、気孔は発達し、細胞間隙も増し、クロロフィル含量も増加する。
イチゴの葉は1ヶ月強経ったときに光合成量が最大に達する。
その後は少しずつ低下していくが、80日後でも最大の65%程度を維持していて、かなり老化したと推定される下位葉においても高い光合成能力を持っている。
イチゴ栽培の現場でも、この時期に摘葉を行う生産者も見受けられるが、光合成を行っている葉を多く摘葉してしまわないよう、枯葉のみ取る程度にしておく。


韮

キュウリ

本圃 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 1.5L
圃場準備
地楽園 2L
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 5,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

灌水
土壌水分量をPFメーターで1.4~1.7に戻し、灌水量を増やしていく。
水が十分あれば、肥料養分がよく溶け出して吸収されやすくなる。
乾燥するにつれて、養分の溶け出しが少なくなり、吸収されにくくなる。
また養分を多量に含んだ土壌溶液は乾燥すると、濃度が高まって根に障害をもたらす。
現場で肥料が多いと根焼けを起こすと聞くが、実際は灌水量が少ないために障害が起こっている。

追肥
春に向けて追肥量を増やしていく。現在の追肥量から反あたりチッソ成分で0.2kg(現物で2~3L)増やす。
養水分の吸収活動は、盛んに伸びている細根の先端付近とそこから出ている根毛で行う。
灌水量と追肥量を増やしていくこの時期に、地楽園を反あたり2L灌水しておく。

湿度を保つ管理
①外の換気中も昼間は内カーテンをかぶせておき、適湿度を保つ。
そのことで湿度が下がりにくい理由は2つあり、1つはカーテンの遮蔽で水蒸気が外に逃げにくくなること。
もう1つは、外気と直接触れない内カーテンは結露しにくく、空中に水蒸気のとどまる量が多くなること。
その結果湿度が下がりにくくなる。
②キュウリでは照度よりも湿度を優先して考えていく。
曇雨時には少しでも光を当てるために内カーテンを完全に開けたほうがいいと考えがちになるが、曇雨時でも湿度を高く保つために内カーテンを開けないほうがよい。
キュウリの性質(葉の寿命に湿度が大きく関係)を考慮すると照度よりも湿度を優先すること。

韮

ニラ

本圃 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
刈取後・週1回
地楽園

3L

刈取後

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 5,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回
ハウスの保温
植物が光合成をするために重要な点の1つに温度がある。
そのため生長スピードや栽培日数を早めるためにはハウスの保温に努める。
今年の冷え込みは昨年の1~2月の気温に比べ厳しく、ハウスの3重被覆や小トンネルが凍るなどの現象が確認されている。
ニラが生育している地表面に最高最低温度計を設置し温度管理に注意する。
ハウスの3重被覆や小トンネルの換気は、気温の上がりやすいハウスの中ほどのニラの先端が高温によって曲がるのを目安とし、換気した場合はハウス内の気温が低下する前に被覆を閉めるようにする。
ハウスの外の空気は非常に冷たくさらに乾燥しており、この空気がニラに触れると白斑病の原因になるので外張りは換気をしない。

潅水
閉め切り栽培をしている場合は水分の損失が少なく大量に灌水する必要はないが、ニラの株元が乾くようであれば灌水量を見直す必要がある。
地下水を使用している場合は、水温が15℃程度あるため早朝からたっぷり灌水を行っても日中に温められるため、夜温の低下を気にすることはない。
川水等で灌水している場合は水温が少し温まったお昼前後に行うようにする。
今年の寒さは例年より厳しいため、灌水する場合は晴れて気温暖かい日を狙って灌水するようにする。
ハウス内の水量が多いほど保温効果は高く、日中に十分温めることが出来れば夜温の低下を防ぐことが出来る。

追肥
気温が低くニラの生長スピードが遅い場合は追肥量を増やす必要はない。
また、寒さでハウス内の温度が取れない場合は追肥をした肥料が光合成によって充分に消化出来ないことがある。
追肥したチッ素が消化不良になり植物内に残ると、これが原因で白斑病になることがあるため、成長するまで40日以上かかるのであれば追肥量を抑える必要がある。

 


韮

リンドウ

  栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック 1L
週1回
地楽園

2.5L

1回

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8  
 
天酵源  
 
超人力  
 
保温開始
萌芽を促すには充分な水分が必要で、地楽園を反あたり2~3Lと共に作土全体に株元まで充分に染み渡るように灌水して根の活性を促す。
萌芽を促すためには高温気味の管理を行うが、地表付近に最高最低温度計を設置するなどしての萌芽付近の温度が35℃以上にならないように注意しながら換気を行う。
最も気温が上がりやすいハウスの中ほどの内張りから換気を行い、ハウス内の温度が一定になるように調節し夕方は、温度が下がらないうちに閉め切るようにする。
ハウスの外張りは乾いた冷たい空気の流入と湿度の損失を防ぐためになるべく行わないようにする。
日中の気温を高く保つことで空気中の湿気や土壌中の水分が温められるため(水の比熱が高い)夜温の低下を防ぐことが出来る。

萌芽後の管理
リンドウが生育する地表面付近に最高最低温度計を設置し、萌芽後は内張りの谷間換気を行い、日中の気温が25℃前後になるように調節する。
例年に比べ今年の冷え込みは厳しく2重被覆の内側が氷点下まで低下することがあるので、夕方の内張りを閉める時間を早めるなどして夜温の低下を防ぐ。エポックを反あたりに1Lと追肥をチッ素成分で0.5kgを週に1回灌水で与えて序盤からしっかり育てることで、肥料と水を消化出来る体質を作る。

 

韮

トマト

本圃 促成短期・長期栽培
潅水 (10aあたり)
エポック 2.5L
週1回
地楽園 3L
 

葉面散布
散布量100L/10a
ターボ8 1,000倍
週1回
天酵源 3,000倍
週1回
超人力 2,000倍
週1回

潅水
灌水はムラにならないよう天候を見ながらマメに行う。
停滞と維持は意味が異なるので乾燥させないよう灌水していく。春の根が動き出す時期でもあるので、2月中旬頃までに地楽園を反あたり2L灌水する。

追肥
2月に入り、作物が春の日差しを感じたり、温度が昼夜高めになってくると軟弱徒長になりやすくなる。
昼夜の温度が高くなると地温も上がり始め、微生物の活動と根の働きも活発になってくる。
肥料を増やすことで成り疲れの軽減と光合成量の促進になり、徒長しにくくなってくる。
現在の追肥から反あたりチッソ成分で0.2kg(現物で2~3L)増やし、2月以降から5月まで天酵源は2,500倍~3,000倍で散布していく。

光合成
追肥の欄でも記載したが、光合成を促進することで水が残らず消化させることで徒長の防止と灰色カビ病が出にくくなる。
トマトは5月までは灰色カビ病が出やすい。
灰色カビ病の原因は湿度が高いからという概念ではなく光合成不足で肥料分が未消化になっているという認識で管理していく。

温度管理
2月の前半は昼夜寒い日が続き、温度管理が春の収量に大きく関わってくる。
昼の温度と夜の温度の差が大きい方が良質で多収につながる。
午前中は光合成を促進させる温度と湿度管理を行い、午後以降は生育の最低気温が5℃以下にはならないよう注意する。
今年の気候は例年に比べ日々の最低気温が低いので例年と同じ温度管理だと春の収穫に響いてしまう。

 

韮

アスパラ

本圃 栽培期
潅水 (10aあたり)
エポック
1L
 
地楽園
2.5L
 

葉面散布 散布量100L/10a
ターボ8  
 
天酵源  
 
超人力  
 

保温開始
保温を開始する前に土壌が乾燥している場合は、たっぷりと灌水してから行う。保温開始の1週間前を目安に圃場全体に水分が行き渡るように灌水し、土壌水分を均一化しておく。保温開始時にもう一度たっぷり灌水をして下層土まで水分を充分に浸透させる。保温開始後は高温で蒸し込みを行うが、気温が35℃程度になると萌芽が促進されるので、地表面に温度計を設置して温度管理をする。日中に高温管理をすると低温に弱くなると考えてしまうが植物の体液濃度が高くなり逆に強くなる。この時に十分な灌水とともに地楽園を反あたりに2~3L灌水し根圏の活動を促す。

潅水
地温低下にともなって萌芽が抑制されてしまう場合があるため、灌水時間は夜間の地温の確保を目的として晴天時の午前10頃までを目安に灌水する。

堆肥の施用
堆肥を圃場に入れる時に、ターボ8の1,000倍液を堆肥表面が湿る程度散布し腐熟化を促進する。

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