「日照不足でイチゴが育たない!」昨日で仕事納めでした。

日照不足でイチゴが育たない!

お客様からたくさん相談がありました。

こんにちはT&Tナーサリーの栽培アドバイザーの篠原です。

今年の日照不足はとても堪えます。

来年はどうなんでしょうか?

太陽が出ない、それはどうにもなりませんが

出来ることはやっておきたいですね。

天気はあまりよくなくてもハウス内が20℃ぐらいの場合は

人間としては肌寒く感じるかもしれませんが

植物は旺盛に光合成をおこないます。

ハウスを閉め切ってるとすぐに炭酸ガス欠乏になるので

炭酸ガスは必ず施用してくださいね。

炭酸ガス不足になると

果実の重量が低下したり、軟化したり、ウドンコ病や灰色カビ病になったりします。

それぞれ炭酸ガス欠乏による同化作用の停止、同化産物の欠乏が起こりますが

そこから引き起こる症状は分かれます。

それが分からなくてもいいので、日中は炭酸ガスを施用するようにしてください。

炭酸ガスを施用していても温度が規定値を下回ると光合成をしません。

ここで問題になるのが気温の急変です。

急に温度が下がってしまうと窒素の代謝が滞り、残った窒素は果実や果房に運ばれます。

これを標的にするのは未消化窒素を求める糸状菌やアブラムシなどです。

晴れたと思ったら午後は曇って未消化になるリスクが高まり

今年は灰色カビ病がとても多く、管理上では苦戦を強いられてるでしょう。

未消化窒素を消化するための奥の手として「天酵源」を散布してもらっています。

「天酵源」は花芽分化促進、食味の改善、徒長防止等、効果がありますが

窒素不足状態で使うと逆効果で窒素不足に陥ります。

この資材のデメリットを上手く使い、未消化窒素が残ってしまいそうなときは

いつもよりも高い濃度で散布してもらいます。

といっても100cc/10aですが。

今日は大陸の高気圧が移動してきたので晴れましたが、さて年末年始はどうなるのでしょうか。

天気が悪いそれは仕方がないから、今できることをしましょう。

それが年明けに差となって現れます。正念場です。

 

 

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