安全、安心な野菜づくり

苗に育つまでが大切

無農薬の野菜苗栽培安全な野菜とはどのような野菜でしょうか?
例えば、有機栽培による無農薬野菜を買ってきたとしましょう。果たして、この野菜は種から無農薬栽培だったのでしょうか?本当に農薬は使われていないのでしょうか?
品種にもよりますが、野菜は種から育てるものと、苗を買ってきて栽培するものとがあります。生産者は無農薬で育てたとしても、種や苗を育てる過程で薬剤散布されていたとしたら、それは無農薬野菜といえるのでしょうか?生産者は無農薬で栽培したとしても、苗の時点で野菜は既に薬剤で育っているという訳です。
もう一つ重要なことは、発芽してから本葉が展開するときに野菜は周辺の状況を読み取り、その土壌に似合った生育プログラムを決定(刷り込み)します。その決定に重要な影響を与えるのが根圏微生物と肥料成分です。苗半作といい、野菜は苗に育った時点で成長の50~70%に影響しているといわれ、苗に育つこの時期がとても大切なのです。
ここ、野菜のナーサリーは、良質な土壌環境を刷り込んだ元気な野菜の苗を無農薬で育てることを目指しています。無農薬で野菜の栽培を計画している、あるいは、無農薬の野菜苗を探している場合は、無農薬で育った苗を選びましょう。
※野菜のナーサリーでは、栽培履歴管理を行っています。