なぜ酵素が有機栽培に欠かせないのか?

硝酸態窒素とは

有機農法、有機栽培では、化学肥料を使わない代わりに、鶏糞や動物性の厩肥と堆肥を使うことで窒素を補います。しかし、自然由来の肥料を多く与えると、野菜はその養分を消化できなくなり、硝酸態窒素という物資が野菜に残ってしまうのです。この硝酸態窒素は、過剰になると野菜は病害虫を誘発し、人間にもあまりよくない物質で、発ガン性物質といわれていたり、呼吸器障害を引き起こす恐れがあり、有機肥料は化学肥料より危ないのでは?と危惧する要因となっています。
硝酸態窒素は、消化吸収するとアミノ酸になり、野菜独特の甘く旨みのある味になりますから、決して悪い物質では無いのですが、過剰摂取すると野菜に残留し、味が悪く、苦味の元になるのです。また、少なすぎると有機野菜だから安全安心、だけど、味が落ちた?と感じるのは、肥料が不足し、旨味成分であるアミノ酸が少なくなるためです。さらに、養分が少ないために下葉から黄化したり、体力が落ちて病害虫にも侵されます。

野菜の新陳代謝を促進する

従って、野菜の新陳代謝を促進し、硝酸態窒素の消化吸収がたくさんできるようにしてあげれば解決します。
野菜では肥料分の新陳代謝のほとんどが、根で行われています。根は、土壌から栄養素を取り込むだけではなく、実は土壌に栄養素を放出しているのです。土壌に放出される栄養素を求め微生物が、野菜の根に集まります。根に集まった微生物は、反対にもっと根から栄養を取り込みたいため、野菜に栄養を送り込みます。つまり、野菜と微生物は互いに栄養素を交換し合う同士で、この関係が活発になれば、本来栄養素である硝酸態窒素も残ることなく消化されます。エポック地楽園には、野菜と土壌の微生物が活発に活動できるような酵素が含まれています。この酵素の働きによって、野菜の代謝が活発になり、通常では過剰と思われる硝酸態窒素もアミノ酸に変わっていきます。
このように、有機栽培で問題となる硝酸態窒素は、化学薬品ではなく、植物たちが本来持っている自然のチカラと根圏微生物、エポックとのコラボレーションを使うことで解決するのです。